エアスプレー塗装(吹付け塗り)

塗装エアスプレーによる塗装(吹付け塗り)の説明です。エアスプレ塗装は、塗料を霧のような小さい粒子にして被塗物に吹き付ける方法を吹付け塗装、あるいは噴霧塗装と呼んでいますO吹付け塗装は、エア、エアレス、靜電スプレー方式に大別され、この順に、塗着効率は向上します。
エアスプレーの原理は、口に含んだ少量の水を勢いよく吹き出すと、霧になります。水(液体)と空気(気体)が混合したからで、気体の量が増加すると細かな霧になります。エアスプレーはこの原理を利用しており、エアスプレーガンは、エアコンプレッサで圧縮した空気と液体の塗料を混合させる機械工具です。エアスプレーガンの分類は、塗料と空気がどこで混合するかによって、2方式のガンに分類され、それぞれが実用されています。エアスプレー塗装装置はエアコンプレッサで圧縮空気をつくり、エアトランスホーマで吹付けに適した圧力に調整して、エアスブレーガンに搬送します。さらに、吹付け作業時には余分の噴霧塗料(スプレーダスト)を安全に排気するスプレーブースが必要で、一式がエアスプレー塗装装置です。
図中のドレンコックを始業前に開け、空気の圧縮過程で生じた水や油を排出しておくことが大切です。もし、水や油が塗料中に混ざると、塗膜不良の原因になります。

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