ユニフォームによるイメージ戦略

uniform (6)少子化が進むなか、慢性的な生徒不足に悩んでいたある自動車学校の例を紹介しましょう。
この自動車学校では、主要ターゲットである18歳の高校生の好みに合わせて、それまでブレザースタイルだった教官のユニフォームをカジュアルなブルゾンスタイルに変更しました。すると生徒たちに「あの自動車学校は、先生がカッコいい」という評判が口コミで広がり、入学者が増えたのです。「若づくりのユニフォームで
客に媚びた」から成功したのではありません。「私たちは、若い生徒にも誠意を持って教えます」という企業の姿勢を、ユニフォームを通して示すことに成功したからこそ、そのメッセージにターゲットが反応したのです。
ターゲットを明確化したユニフォームは、リクルーティング効果も高めます。
「女性スタッフを増やしたい」「若いスタッフを増やしたい」など、スタッフ計画に明確な指針があるなら、まずはユニフォームがターゲット層にとって魅力的なものかどうかを点検してみることです。
サービスの質や社内の意識は、スタッフが身を包むユニフォームに端的に表れます。それだけに、ユニフォームは対外的に自社(自店)のアイデンティティをビジュアルでアピールするための絶好の広報ツールとなるのです。
ビジュアルを通したアピールの場は、今や店頭だけでなく、印刷物やインターネットなどにも広がっているのですから、積極的に利川しない手はないのです。

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