トラックドライバーのアルバイト
5か月程冷凍食品を配送するトラックドライバーのアルバイトをしました。2トンと4トンのトラックを運転しました。地理に詳しく運転も得意だったので安心しきっていたのですが、意外な落とし穴がありました。 まずトラックは背が高いということです。冷凍食品の配送なので駅前の飲食店へ行くことが良くありました。勝手に運転に自信を持っていたので、駅周辺の細い道もスイスイ通り抜けていました。配送先についてトラックを店先に寄せていた時にゴリゴリっと嫌な音がしました。周りを見渡してもぶつけた形跡が見当たらず気のせいかと思ったのですが、トラックの上方を見上げると店の看板を見事に破壊していました。
トラックの運転には前後左右だけでなく、上方にも気を配る必要があります。 さらに、ルートの後半になってくると荷物が少なくなり、車体も気分も軽くなってついつい調子よく運転しがちなのですが、荷物が少ない時程慎重に走らせる必要があります。なぜなら荷台の中で荷物が振られて散らばったり割れてしまうこともあるからです。ある時は冷凍の魚が発泡スチロールから飛び出して傷だらけになってしまったり、大量のグリーンピースが散乱していることがありました。 最後に配送のトラックドライバーをしていると力仕事はなんでも出来ると思われるらしく、配送先の人から重い荷物の移動を頼まれたり、固いビンの蓋を空けてほしいと言われたりもしました。ある時は店舗の冷蔵庫の移動を手伝わされました。 実際に経験してみてトラックドライバーは簡単な仕事ではないなと感じました。