日光国立公園の中にある素敵な温泉地、それが湯西川温泉です。
湯西川温泉は、 華厳の滝などの景勝地がある、
日光国立公園の中にある温泉地です。
この温泉の特徴は、その風かわりな成り立ちにあります。
有名な商人や大企業が大々的に発掘作業を繰り返した結果、
温泉が湧いたという話は日本中にたくさんありますが、
この湯西川温泉の成り立ちはそうではありません。
はるか昔、源平の戦があったころ、
戦に破れ敗走してきた桓武平氏の一団が温泉を見つけ、
それから、一般の人が知らないひそかな温泉地として発展したのが、
この湯西川温泉なのです。
なのでこの温泉には、鶏を飼わないなど、
他の温泉地にはない独自の風習があります。
そんな湯西川温泉の泉質は、アルカリ性の単純温泉です。
温泉によくある硫黄のにおいやお湯のどろっとした感覚がないので、
お風呂のように刺激が少ない温泉に入りたい人に向いています。
温泉の効能は、筋肉痛や神経痛などの各種痛みの緩和、
及び冷え性や打ち身、捻挫などです。
四十肩や五十肩にも効果があるので、
刺激の少ない泉質であることも考えると、
年配の人向けの温泉だといえるでしょう。
(もちろん、若い人が入っても効果があります)
ちなみに、この湯西川温泉には共同浴場があるので、
ホテルや旅館に泊まらなくても、温泉に入ることが出来ます。
その意味で、リーズナブルに利用できる温泉だと言えるでしょう。